Vol.01 ようこそホールフードライフへ

ホールフードでいこう 〜ホールフードを知ってもらうための入門コラム〜
written by タカコナカムラ

Vol.01
ようこそホールフードライフへ

ようこそホールフードライフへ。このコラムは、ホールフードバイブル(仮称)として出版を予定しております。
タカコナカムラが多くの方にホールフードを伝え、実践してほしいと願意を込めて書き綴っているものです。

食も森も海も全部つながっています

1989年。Whole Foodとは、直訳すると皮も根っこもまるごと食べる「全体食」から生まれた言葉です。
そこから、タカコナカムラがグローバルな視点で捉え直して、食と暮らし、農業さらに地球環境までまるごととらえて考え方を「Whole Food
Life」ショートカットして「Whole Food」という言葉で表現しています。
たとえば、おいしい水を飲みたいと願うならば、海や川を汚さないことも、大切。そのためには台所や洗濯で合成洗剤を使わないこと。
こんなふうに、食と暮らし、環境、地球、みんな繋がっています。

気づき

2011年東北大震災が発生し、多くの犠牲をはらいました。
自然災害の恐ろしさだけではなく、どんなエネルギーを使うべきかを私たちは考えさせられたはずです。
自然を守ることは、巡り巡って私たちの健康や暮らしに大きな影響を与えてしまうことを嫌というほど知らされたはずです。
時が過ぎ、私たちは、何かを忘れ、何かに慣れっこになってしまっています。
Whole Foodは、自分の健康と同じように森の健康、海の健康、土の健康も
まるごと考えていくこと。
異常気象が続き秋に桜が咲き、夏の猛暑や冬の寒波・・・・その原因は
私たちが使う雑貨、電気、虫除け剤も、小さな要因が少しづつ積もり、自然を壊し、気候を変えています。海外では森林火災がおこり、広大な土地が消失しています。世界的な水不足。農薬の使用量が増え、遺伝子組み換え作物が広がり、地球は砂漠化しています。
次の世代まで心を寄せる余裕なんかない・・・・そうなのかもしれません。

身土不二

「身土不二」(しんどふじ)言葉は、人と土(環境)はひとつで、人のいのちと健康は食べもので作られ、食べものは土(環境)が育てている」という考え方です。カラダと土地は別々のものではない、その人にとっての適応食は、育った土地のものを食べることが一番よいという意味です。

“人は土を耕し、土は人を耕す”

故・松田優正さん(松田マヨネーズ創業者)の言葉
マヨネーズのパッケージに記載されています。“人は土を耕し、土は人を耕す”私の大好きな言葉です。
私たちは、どれほど自然の恵を受けているのだろうか。
田んぼには、様々な微生物が生き、そのおかげで土が肥え、小さな生き物が育んでいます。その生き物たちがいるこどで食物連鎖が守られ、作物が実り、私たちは生かされています。こんな簡単なことも、日々の通勤、忙しい暮らしのなかでは見失いがちです。田んぼの稲の緑色、そこを吹く風邪、黄金に実った稲穂をみて、私たちは季節を感じ、癒されているはずです。豊かな環境なくして食べものを作ることができないということを忘れないでほしいのです。
もっと簡単に考えると、私たちは、太陽や自然の恵みのおかげで生きています。
豊かな大地の作物のおかげで、生きています。
ならば、感謝しよう。ありがとうとお返ししよう。
ホールフードのゴールは、安全な食べものと豊かな自然が次の世代まで残ることです。
そんな壮大なこと、私には関係ないこと。
いやいや、関係あります。今日からできるWhole Food Life
まずは、知ること、学ぶことが夢のはじまり。